旦那の病気について
『記録』という感じで
書かせて頂きます。


ここ1年近く、
目の不調を感じていた旦那。

「周りがぼやけていて視界が狭い」と...


実は、4年程前にも、
同じ状態になり眼科を受診しました。

その時は、原因不明で、
目には問題なしとの診断結果。


何の治療もしてもらえなかった為、
他の眼科受診を検討していたところ、
10日後くらいに自然に目が回復。

「一体なんだったのだろう。
ストレスとかだったのかな?」

不思議な感覚ではありましたが、
深く考えずにその後は普通に生活。


そして、数年が経ち・・・

また同じ症状が。


ある日、朝起きた旦那が、

「まただ。目がおかしい。
前と同じ状態になってる。」

「なんでだろう。
今度はどのくらいで戻るかな。」


過去に1度、
原因不明と言われ、
何もせずに治ったので、

また自然に戻る日を
待ち望んでいた旦那。


しかし、今回は
自然に治らなかった。

徐々に見えなくなっていく目。

最近では、
車の運転はもちろん、
夜の1人での外出も
避けるようになっていました。


症状が悪化するほど、
怖がって病院に行かない旦那。

(1度とある病気で手術をしてから、
病院というものを本当に拒否するようになりました。)



心配が募り、
病院に行ってくれない旦那に
私はイライラしてしまう毎日。

毎日毎日、根気強く説得を続け、
免許更新も近付いているということもあり、

旦那は覚悟を決めて、
病院に行くことを決心してくれました。


【10月6日】

近くにある眼科を受診。

以前とは違う眼科を選びました。


色々検査をした後、
先生からの診察。

これは緑内障ですね。
もう視力は戻りませんよ。
現状維持をしていく病気です。

だいぶ進行しています。
これだと日常生活も危険ですね。

もっと詳しい検査をしたいのですが、
今日はお時間大丈夫ですか?

とのことで、
更に精密検査をしてもらうことに。


「もう視力は戻りませんよ」という
先生からの言葉が頭から離れず、、、

旦那が検査している間、
別室で待っていた私は、
ショックで放心状態でした。


どうしよう。どうしよう。どうしよう。
頭の中は漠然とした不安に襲われていました。

旦那はこのまま一生運転もできないし、
1人で外出させるのも危ないし、
今後も進行して、もし失明したら...


そんなことを考えてる内に、
精密検査が終わり、

再度先生からの診察が。


診察室に入るなり、
結果を見て慌てている先生。

これはおかしい。
緑内障ではないと思う。


〇〇さん、
ほとんど見えてないでしょ。
この見え方で普通に生活してたの?


これは脳が原因かもしれない。
今から紹介状を出すから、
すぐ脳外科に行った方が良い。


と、慌てて看護師さんに、
「早く向こうに連絡して
紹介状をすぐ作って!」
と指示を出していた先生。


そして、
席を立って歩きだそうとする旦那を
急に心配しだす先生。

「つまずいたりしない?
1人で歩ける?大丈夫?
奥さん、手で支えてあげて。」

と慌てている先生に対して、
「え?別に大丈夫ですけど。」と
不思議そうにしている旦那。


その時の私の気持ちは、
すごく戸惑っていました。

先生がこんなに慌てるって、
そんなに悪いの?

でも、普通に歩いたり、
家での日常生活は普通にしてたよね?

え?緑内障じゃないってことは、
目が治る可能性も出てきたの?

でも、脳が原因ってどういうこと?
目に影響する脳の病気ってなに?



そして、近くの
脳外科の紹介状を貰って、

予約も取ってもらい、
すぐに向かいました。

(午後1時から眼科を受診し、
脳外科に移動したのは午後5時半でした。)



脳外科の受付を済ませ、
しばらく待っていると・・・

すいません。
今から診るはずだった先生が
急遽帰宅することになり、
今日は受診できなくなりました。


次回の予約を取りますので、
また改めて来て頂きたいです。


とのことでした。


そして、
なかなか予約も取れず、
やっと取れた予約は1週間後。

「眼科の先生はあんなに慌ててたのに、
1週間も放置してて大丈夫なやつなの?」
と更なる不安が押し寄せてきました。


眼科にも一応連絡して、
状況を伝えると・・・

多分、紹介状を見て、
先生が緊急性はないと
判断したんだと思います。


時間外受付だったので、
緊急性がある人だけを診る形だと思うので、


それなら、来週まで待っても
全然大丈夫だと思います。


と、眼科の先生からの返答でした。


旦那も私も、
戸惑いを隠せず・・・

え?一体なんなの?
結局、緑内障じゃないってことよね?
脳ってことはもっと悪いの?
それとも逆に治る可能性が出て来たの?

ただ漠然とした不安を抱える中、
「緑内障ではなかった」
ということに少し安心していた私たち。


不安そうな旦那を、
前向きに勇気づけながら、

1週間も待つのは、
正直とても不安でした。


この時点で、
私の感情は定まらず、
私の精神状態も不安定に。


しかし、
この時はまだ、

この先もっと、
先生たちの診断で
感情を振り回されることになるとは、
思ってもみませんでした。。。


つづく。