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【11月1日】


手術から4日目。


朝5時に起こされて採血。

この日は朝から、
頭痛が激しかったみたいで、
薬を飲んで少し安静状態に。 


9時。理学療法の
リハビリが始まりました。

点滴やおしっこの管が
まだ繋がってる状態で、
それごと移動して歩く練習。

久しぶりに立って歩いたので、
少しフラフラして歩きづらかったらしい。


11時。
リハビリの先生からOKが出たので、
オシッコの管が取れました。

今後のトイレは、
看護師を呼んで、
一緒に歩いて行って、

尿を容器に全て出して、
看護師に見せてから、
流して量を測る。

これが、、、
とある看護師さんの異常な行動?によって、
旦那にとってかなりのストレスになるとは
この時にはまだ分かりませんでした。



12時。お昼ご飯。

13時。ベットに寝たまま、
看護師さんから頭を洗ってもらい。

14時。
尿量が多いからと、
注射を打たれ、、、

その筋肉注射が
かなり痛かったみたいで...
この時点でもう疲れ切っていました。

15時。
作業療法のリハビリ開始。


色々終わった16時頃には、
もう旦那は疲れ果てていて、
元気がなくなっていました。

まだ点滴も繋がっていて、
トイレにも1人で自由に行けない、
大部屋でのストレス。

一息も付けないまま、
慌ただしく次から次に呼ばれて...
ストレスと疲れを感じていたようでした。



俺はいつ退院できる?
いつになったら治る?
あとどんな治療をするの?
目は見えるようになるの?

私にとっては辛い質問が
色々と続きました。


本当のことを言うつもりはなかったけど、
嘘をついて期待させ過ぎるのもダメ...

今の状態で、
治療が2年以上も続くなんて言ったら、
更に落ち込むだろうし...

でも、私がちゃんと答えてあげなきゃ
不安になるだろうし...


まだ検査結果が出ないと
何も分からない。
」とは答えつつも...

言葉を選びながら、
慎重に答えていました。

2ヶ月で一時退院できるから、
年内は帰れるって先生が言ってたよ!


私には、先生から言われた
明るい事実だけが頼りでした。


旦那は、自分の病状に対しても、
私が過去に答えたことでも、
やっぱり同じことを聞いてきました。

そして、、、
「〇〇はどこ?
入れてたバックはどこ?」

やっぱり何度も何度も、
同じことを聞いてくる旦那。

私も根気強く、
何度も何度も同じことを答えていました。



19時過ぎには、
旦那も少し元気を取り戻し、、、

お腹空いたー!
晩ご飯も全部食べたのに、
もうお腹空いたー!


と言いながら、
かなり疲れていたようで、
早めに眠りにつきました。


この急な空腹から、、、
旦那の食欲が爆発することになるとは
全く想像していませんでした。



【11月2日~4日】

最後の点滴も外れて、
体が常に繋がれていたストレスからも
全て解放され・・・

心配していた貧血も良くなり、

心も体も、
だいぶ元気になった旦那。


目のむくみや腫れも引いて、
両目ともだいぶパッチリ
開くようになっていました。


たくさんの薬を飲み、
毎日の採血や検査、
尿量を減らす為の注射、
理学や作業のリハビリ、
他の科での受診。

前向きに、本当に
よく頑張ってくれていました。


LINEの文面も
ずーっと明るくて元気で、
常にふざけあったやりとりが
続いていました。


もしかして、
手術後からは、薬や注射で
ホルモンを足すようになってるはずだから、
先生の言ってた通り、

どんどん気力や活力が沸いて、
元気になっていってるのかな?
なんて期待していました。


しかし、旦那が1つだけ、
かなりストレスに感じていたことが。


それは、、、
毎回のトイレ。

トイレに行く時は、毎回必ず、
ナースコールで看護師さんを呼んで、
一緒にトイレまで行って、

容器に出し終わったら、
外で待ってる看護師さんを呼んで、
色などを見てもらってから、
トイレに流して量を測って終わり。

という流れでした。


しかし、、、

とある1人の看護師さんだけは、

トイレの個室の中にも入って来て、
「はい、出してください。」と、

パンツを下ろす所から
ずーっと目の前に居るらしく...

容器に出す所も、
出し終わるまで、
ずーっとまじまじと
間近で見られているらしい。


最初の数回は、
こういうもんなんだと、
旦那も我慢していたらしいのですが、

ナースコールで呼ぶ度に、
毎回その看護師さんが来るようになり、

やはり毎回、
トイレの個室に入った時から、
その看護師さんの目線は下半身。

ずーっと間近で見られる。


他の看護師さんは、
トイレの外で待っててくれるので、

旦那もさすがに
その看護師さんの言動が
ストレスになり、

まじまじと見られてる時に、
「出ません。」と言ったら、
「あっ。」と言って外に出るらしい。

でも、次のトイレの時には、
またジーッと見てくる。


トイレに行く度に、

「なんで?」「さすがに疑問。」
「イライラしてしまう。」

「毎回、俺が出ませんって言うまで、
外には絶対に出てくれない。」

「出ませんって言っても、
外には出ずに目線を外すだけの時もある。」

そんなLINEが来るようになり、
旦那のストレスがどんどん
溜まっていってることが分かりました。


旦那も私も、
それも必要なことなのだろうから、
今は我慢しなきゃと思う反面、

看護師さんによって対応が違ったので、
その点は不思議で疑問でした。


そして、数日が経ち、
旦那の我慢も限界に近づいていた日...

脳外科主治医E先生から、
色々な報告で電話がありました。


その時に、
私は聞いてみました。

旦那から聞いてる状況を
全て説明して、

あまりに近くで見られ続けることに、
あれじゃ出るもんも出ない!って、
ちょっとストレスが掛かってるみたいで...

必要なことなんですかね?



すると先生は、
ビックリした感じで、

え?看護師がそこまで?
いや、それは必要ではないです。

それは本当に
申し訳ありませんでした。

私は看護師に、
そういった指示は出してません。

そこまでしているとは知らず、
私もそこまで確認してなくて、
把握できていませんでした。

私から看護師へ指導しておきます。

旦那さんにもそれは
申し訳なかったと謝罪しておきます。



もう私は心の中で、
えーーーっ!?!?
もっと早く言えば良かったー!

と叫んでいました。

先生も、「いやーちょっと
その看護師は異常ですね。
それはさすがに私でも出ませんよ。
それは私でも嫌だなー。

とだいぶビックリしていました。


ただ、
まだ急にフラフラする可能性があるので、
移動する時の付き添いは必要なこと、

トイレ後の尿量などの
チェックが必要なことは、

丁寧に説明して下さって、
それはもう少し落ち着くまでは、
我慢してほしいとのことでした。


それは私もその方が安心だし、
旦那のストレスは、
トイレの個室内でのことだけだったので、
それは全然大丈夫です。」と伝えました。


旦那にも、
先生から言われたことを
そのまま報告すると、

なにそれ!
我慢しなくて良かったの?
それなら早く言えば良かったよー!

と言いながら、

これでストレスから解放される。
とかなり喜んでいました。


しかし・・・

その後も、
その問題看護師の異常行動が続き、
他のことまでもストレスになるとは
思ってもみませんでした...。


つづく。