こちらのリンク記事の続きとなります。
 


【10月29日】

手術日の翌日。

朝8時過ぎに
私は家に帰ってきて、

もう何も考えたくなくて、
そのまま布団に入りました。


3時間ほど寝れたので、
午後から仕事に行くために準備。

この時の私は、
1人で家には居たくない。

仕事でも何でもいいから、
気を紛らわせていたい。

ギリギリの精神状態で、
過ごしていた記憶があります。


お昼を過ぎて、仕事中にも、
旦那からはまだ連絡は来なくて...

私から旦那に大量の
LINEをしていました。

旦那がスマホを
見れるようになった時に、

少しでも明るい気持ちになってほしくて、
色々とふざけたLINEを送っていました。



今日のお昼からは、
普通にご飯が食べれると聞いていたので、
ご飯を食べれるなら携帯も触れるのかな?
って思っていましたが、、、

14時頃まで待っても
連絡が来なかったので、
病院に電話をしてみました。


※看護師さんから、
術後はまだ本人からの
連絡はできないと思うので、
術後の様子は、こちらの病棟の方に
直接電話してきて聞いて下さいね。

と、電話番号を教えてもらっていました。


旦那の様子を聞くと、
普通に目は覚めているんですけど、
お昼前から頭が痛いと言って、
昼食は拒否されて食べませんでした。

痛み止めが効けば、
そろそろ動いたりできると思うので、
連絡が来ると思いますよ。

と親切に色々と状況を教えて頂き...


あんなにお腹空いたって言ってたのに、
ご飯が全く食べられないくらい、
そんなに痛みと闘ってたんだと知り、

ふざけたLINEを
送っていたことを後悔しました。



それからも、
応援のLINEを送り続け...

ついに、17時頃に、
旦那からのLINEが来ました。

旦那からのLINEがこんなにも
嬉しかったのは初めてかもしれません。笑



痛みはいいけど、
水が飲めないのが嫌。


恐らくこれが
言いたいんだろうけど、
まだ上手く打ててない感じで、
誤字ばかりのLINEが届きました。


※実際に届いたのは...
痛みは、いいらけど
水がなかななか飲めないのかいや


必死に頑張って
打ってくれたんだなって思うと、
本当に嬉しかったです。


その後、
数回LINEが来て、、、

18時半には、
手術後、初のごはんです」と、
食事の写真も送られてきました。


どんどん回復してる様子に
安心していましたが...

なんか頭がおかしくて、
動きがゆっくりで変。

と旦那からのLINE。


「看護師さんに言ってみたら?」
と聞いても、

近くに居ないし言えないよー
(近くいなし、いえなあよー L)
と、また誤字だらけの文章。


術後だから、
みんなこんな感じなのかな?
とは思いつつ、、、

その後も、
誤字ばかりのLINEが
続いていたので、

ちょっと心配になり、
また病院に電話して聞いてみました。


すると看護師さんからは、
まだ術後だし、
2回も全身麻酔をしているので、
普通よりも通常に戻るのが
遅くても心配はないと思います。
徐々に良くなりますよ。

との返事でした。

旦那にも、
徐々に良くなるって。
無理せずゆっくりね。

と伝えました。


【10月30日】

手術後2日目。

朝からLINEが来て、
だいぶ誤字がなくなっていたので、
とても安心しました。


9時から抗生剤の
点滴が始まったようで、

その報告なども
こまめに連絡をくれました。


自分の顔の写真が送られてきて、
右目が開かないよー」と。

手術直後から、
右目の瞼はむくんで腫れていて、
色も紫色の状態でした。

でも、私が見た感じ、
術後よりはだいぶ腫れは
引いていたので、それを伝えました。


すると、
目が開いたら見えるってことかな?

今頑張って目を指で少し開けてみたけど、
全然見えないんだけど...真っ白のまま...


とのLINEが来て、
私は一気に嫌な予感がしました。

なにか勘違いしてる?


私:「この前の手術は、
目を治す手術ではなくて、
検査の為の手術だから、
まだ目は見えない状態のままだよ。


旦那:「そうなの?
じゃあ、次は目の手術をするってこと?
もう手術は終わったのに?


何だか会話がかみ合わず...


2回目の手術は、
目を治す手術をしたと思ってる?
と私は予想し...


私:「もしかして2回目の手術のこと?
あれは、目を治す手術じゃなくて、
頭の中に血が溜まってしまったから、
それを取る手術をしただけだよ。


旦那:「え、俺2回手術したの?

私:「そうだよ。覚えてない?

旦那:「知らない。

私:「2回目の手術の後は、
お母さんとお姉ちゃんも
来てたんだけど覚えてない?


旦那:「全く知らない。いつの話?


ここで術後の旦那の記憶が
全く無いことが判明しました。

1回目の術後も、2回目の術後も、
私と話したことも、
義母や義姉が来て話したことも、
全く何も覚えてないことに気付きました。


あれだけしっかり会話したのに、
全く覚えてないんだ...
と少し心配にはなりましたが、

麻酔が完全に切れてなかったし、
まだ朦朧としていた時に喋ったので、
仕方ないことなんだろうな。
と自己解決していました。


旦那は、2回手術したと聞いて、
少し混乱しているようだったので、
あまり今は話さないでおこうと、
話の内容を変えました。


ただ、また午後になって、

旦那:「俺はどこの病院に居るの?

私:「病院は変わってないよ。
でも、病棟の階と部屋が変わったから、
違う場所に居るみたいかな。



旦那:「目が開かないんだけど。

私:「まだ術後だから、少しずつだよ。

旦那:「目が開いたらちゃんと見えるかな?

午前中と同じ質問に、
ちょっと心配になっていました。


看護師さんが旦那の体を
拭いてくれようとしたみたいで、
お尻を見られ、、、

お尻の脂肪腫を見た途端、
ちょっと他の人呼んできます。
って焦って出て行ったらしくて、

他の看護師さんが来て、
お尻はどうしたんですか?
って聞かれたみたいで、

脂肪腫ですけど、
もう外科の先生に診てもらって
手術も決まってます。

と旦那は答え。。。


※このやりとりを看護師が変わる度に、
3回以上も繰り返すことになりました。


これもカルテに書かれてないのかな?
やっぱり情報共有されてないのかな?
とまた少し疑問に思いました。


【10月31日】

手術後3日目。

この日は朝から、
4人部屋への移動。

大部屋に移動できるということは、
少し状態が良くなっているということ。


部屋の移動中に、看護師さんから、
手術2回もしたから、
ちょっと移動が遅くなりましたね。
でも、だいぶ良くなりましたね。

って言われたみたいで...

俺って手術2回したの?
知らないんだけど。
」と
旦那からLINEがきました。

私は正直、さすがに
とても不安になりましたが、
また同じように返事をしました。


そして、部屋を移動した後に、

頭の包帯やガーゼが外されて、
初めて自分の傷跡を鏡で見た旦那。

傷の長さや範囲に
ビックリした様子で、
写真が送られてきました。


傷口を見るのは、
私も初めてだったので、
ちょっと衝撃でしたが、

それよりも旦那の気持ちが心配で...。


検査の手術だけで
こんなことになるんだ。

とショックを受けていました。

検査の手術では、
前のおでこの傷だけだったけど、
2回目の手術で、
仕方なく後ろまで切ったんだよ。


この私の説明で、
また旦那の気持ちを
少し不安定にさせてしまい、
とても反省しました。



手術直前からの記憶がないこと、
手術が終わっても目が見えないこと、
そして大きな傷口。

旦那は、
なかなか受け入れられずに、
だいぶ混乱しているようでした。


記憶などに関して、

どこまでが術後の症状として
大丈夫な範囲なのか、、、

どこからが少し
異常な状態なのか、、、

私にも分からなくて、
不安になっていました。


つづく。